コガシラミズムシの仲間

 

コガシラミズムシ Peltodytes intermedius

 体長は3.1〜3.6mmで、北海道〜九州に分布している。水田、湿地、池などに生息しており、植食性でアオミドロなどを食べる。繁殖は主に水田や湿地で行われ、冬期は土の中で越冬を行う。

 幼虫は毛がたくさん生えており、水田などのアオミドロ中によく見られる。網で掬って、トレイの中で解すように探すと見つけやすい。

マダラコガシラミズムシ Haliplus sharpi

 体長3.3〜3.8mmで、本州〜九州に分布している。主に水田や放棄水田に生息しており、メインハビタットではたくさんの個体がしばしば見られる。環境省RDBでは準絶滅危惧種に指定されている。幼虫は未確認。

クロホシコガシラミズムシ Haliplus basinotatus

 体長は約3.5mm程で、池に生息する。マダラコガシラと良く似ているが、前翅上部の黒いラインが第一点刻に到着しないことで同定できる。

ヒメコガシラミズムシ Haliplus ovalis

 体長は約3.5mmで、池に生息する。コガシラミズムシに比べて、目にする機会が少なく、個体数が少ないように感じている。